サッカー日本代表は1998年にフランスで開催されたFIFAワールドカップで初出場を果たしてから2018年のロシア大会で6大会連続で出場することになります。これまでの大会では日本代表にとって歴史的な戦いが繰り広げられてきました。
初出場となったフランス大会では大きなインパクトを残せず3連敗という結果に終わりましたが、自国開催となった2002年のFIFAワールドカップでは初戦のベルギー戦で引き分けて初の勝ち点を記録し、続くロシア戦では初勝利を飾ったのです。その勢いで決勝トーナメント進出を果たし日本サッカーが世界に向けて実力を証明した初めての大会になりました。しかし2006年のドイツ大会では初戦での躓きが響いてグループリーグ敗退となり日本代表の人気も低迷してしまいます。2010年の南アフリカ大会では直前のテストマッチで結果が振るわなかったことで日本国内からの期待も薄かったものの下馬評を覆してカメルーンとデンマークという中堅国に勝利したことで二度目の決勝トーナメント進出を達成し人気を取り戻しました。
2014年のブラジル大会は前評判は高かったもののコンディションが上がらずグループリーグ敗退に終わりましたが、こういった戦いの経験をすべて活かして2018年大会では再び決勝トーナメントに進出することが期待されているのです。
サッカーの世界大会であるFIFAワールドカップは、FIFA(国際サッカー連盟)が主催で、1930年から始まりました。
第一回大会の開催国はウルグアイで、このとき出場したのは13国でした。第一回大会の優勝国は、開催国でもあるウルグアイでした。
FIFAワールドカップは4年に1回の開催となり、1942年、1946年は中止となっています。年々出場国も増えていき、第十二回大会である1982年のスペイン大会では20か国を超え24チーム、第十六回大会となる1998年のフランス大会からは30か国を超える32チームが参加しています。
日本は不参加や予選敗退が続いており、1998年のフランス大会で1次リーグ敗退、次の大会となる2002年にはベスト16となる結果を残しています。この第十七回大会となる2002年の開催国は、日本と韓国の共同開催となり、32か国が出場、優勝したのはブラジルでした。
現在まで20回開催されており、もっとも優勝しているのはブラジルで5回、続いてイタリアとドイツが4回、ウルグアイとアルゼンチンが2回、スペイン・フランス・イングランドがそれぞれ1回となっています。次回の大会は2018年、開催国はロシアとなります。