ヨーロッパサッカーの4大リーグ

世界のサッカーをリードするのは今も昔もヨーロッパサッカーです。中でも4大リーグと呼ばれるイングランドのプレミアリーグ、スペインのリーガエスパニョーラ、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガは、選手の質やクラブの規模で他を圧倒しています。

その中でも1990年代にナンバーワンの競争力を誇っていたのがセリエAで、ファンバステン、フリット、ライカールトのオランダトリオに牽引されたACミランが魅力溢れるサッカーを展開するなど、日本でもお馴染みの存在となりました。

2000年代に入るとオイルマネーをはじめとする豊富な資金が特にプレミアリーグを中心にサッカー界に流入することとなる一方で、セリエAは資金調達に困難を来すようになり、ヨーロッパサッカーの勢力図が変わっていきます。
その状況においてプレミアリーグと双璧をなすようになるのがリーガエスパニョーラで、スペインの首都をホームとするレアル・マドリードは世界中から一流選手を集めるという戦略に基づいてフィーゴやジダン、ロナウドといった名手を揃えて一時代を築くことになります。さらにその後、自慢のカンテラと呼ばれるユース世代を中心にパスサッカーを繰り広げることになるバルセロナがリーガを牽引することになるのですが、それに一役買ったのが同クラブ出身のグアルディオラでした。

プレミアリーグは豊富な資金の割にビッグクラブが多く競争力が激しいためにヨーロッパ規模では成績を残すことができていませんでしたが、前述のグアルディオラがマンチェスターシティの監督になったことで、その状況は変わりつつあります。

スペインと並んでイングランドが世界を率いるようになる日がくるのもそう遠い先ではないでしょう。

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